本の電子化にかかる時間

紙の本を100冊だけ残す計画は、
まだ完遂していない。

迷っている本が数冊と、
スキャン待ちの本がまだ数冊ある。

100冊ジャストにこだわりすぎるのもどうかと思うので、
とりあえずいまスキャン待ちのものを自炊したら
一段落させていいかな、と思っているところ。

ある程度の冊数を電子化してみて思うことは、
結局、ひとつひとつの作業を丁寧にやるのが
いちばん手間がかからないということ。

最初にカット作業を全部やってしまって、
表紙のスキャンをしたあと
ページの部分を5枚または10枚ずつ
スキャンしていく。
どちらにするかは紙の質と状態による。

読み取り中は、
耳でページの枚数を聞き取りながら、
次の5枚なり10枚を準備する。
できれば画面に表示される枚数も確認する。

結局、スキャンのときにページがとんだり
裁断が汚くて曲がってしまったりして
やりなおしになるのがいちばん大変なので、
少ない枚数ずつ確実にやるほうが結果的にはやい。

そのかわり、終わったあとのチェックもしない。
万が一ページが抜けていたらあきらめる。
あきらめがつかないものは紙で残す。

なお、検索可能なPDFに変換するのも
けっこう時間がかかることがわかったので、
基本はそのまま保存することにした。

本のサイズや状態にもよるけれど、
200ページくらいの文庫や新書だったら、
カットは2〜3分で終わり、
スキャンと保存にかかる時間は
特に問題がなければ15分程度。

1冊スキャンするのに20分というのは
短いとは言えないかもしれないけれど、
以前よりは手際がよくなってきたと思う。

といっても、今後はそんなに多くの量を
自炊することにはならないと思う。

こういうものは、慣れたころ終わるんだろうな。

それはそうとして最近つくづく思うことは、
本は読むためにあるんだよなぁということ。

保存に困ったり選んだり迷ったり、
自炊するためにあるのではないんだよな。

ちなみに、電子化した本を
見返したことがあるかというと、
ない。

ちょっと確認したいことがあるときも、
紙の本ならパっとのぞくだろうが
データになると引っ張り出すそのひと手間が
億劫になるものらしい。

データ自体はすぐに出せるようになっていて、
パソコンの前にすわったまま
5アクションほどで見られるのに
その5アクションが億劫らしい。

結局、手放す不安感解消のためだけに
手間ひまかけてスキャンしたのかもしれないけれど、
そうすることでしか手放せなかったのだから、
とりあえずよしということにしよう。