風邪についての考え方

私は、風邪についての本を2冊もっており、

そのタイトルは対照的なものになっている。

 

  野口晴哉『風邪の効用』

  村上一裕『一生風邪をひかない体のつくり方』

 

前者は、野口整体で有名な野口晴哉氏の本。

ちなみに野口体操の野口三千三氏ではなく、

整体の野口さん。

 

後者は、医学博士による比較的最近の本。

最近といっても2011年。

 

ゲンキンなもので、

私は風邪をひいていないときには後者に気持ちが傾き、

風邪をひきそうな感じのときには前者に傾く。

 

どちらの本も、

「風邪を侮るなかれ」と言っている点では

共通しているのだけれど、

後者の場合、タイトルからもわかるように

風邪はひかないほうがいい、

という立ち位置から書かれている。

 

それに対して前者は、

「風邪は経過するもの」と考えている。

 

実際、風邪をまったくひかないというのは

そんなにいいことではなくて、

季節の変わり目くらいに少しひくくらいが

ちょうどいいというような話は聞いたことがある。

 

要は、2冊をまとめると

「風邪をこじらせないことが大切」

ということになろうかと思う。

 

とにもかくにも、風邪はやっぱりできるだけひきたくない。

 

そのためには何をすればいいかと考えてみると、結局、

「ウィルスをもらわないようにする」 「免疫力をつける」

という2点にいきつく。

 

なお、インフルエンザの場合はこれに

「予防接種をする」が加わる。

 

考え方はいろいろあると思うけれど、

自分としてはこの3点に落ち着いている。

 

そして、ウィルスをもらわないことについては、

「できるだけ人混みに出かけない」ことにつきると思う。

特に、体調をくずすと困り度が大きいときには。

 

それでも出かけなければならないときは

とりあえずマスクをつける。

 

免疫力について具体的にできることとして思いつくのは、

栄養と睡眠に気をつけること。

 

ちなみに、サプリメントをあまり使わないほうなのだけれど、

以前ひょんなことがきっかけとなって、

免疫力に関わるらしいサプリメントを試したことがあった。

が、特に効果は感じられなかった。

 

考えてみれば、不調を感じて飲んだわけではなかったから、

効果の感じようがなかっただけかもしれない。

 

最近でいえば、睡眠のリズムがどうしても整わないので

睡眠によさそうなサプリも試してみたが、

やっぱり効果を感じられなかった。

 

ちなみに、リズムが整わないといっても

睡眠時間は十分足りていて、

むしろ短くするために睡眠の質をよくしたくて

飲んでみたのだが、 変化がよくわからずにいる。

ずっと続けて飲まないとだめなのだろうか?

 

なお、『一生風邪をひかない体のつくり方』では

免疫力を高める習慣として、

まずは「早寝早起き」の徹底をあげている。

だよなぁと思う。

 

この早寝早起きというものがどうしても習慣づかず、

現在、自分にとって最大の課題となっている。

 

ところで。

 

ふとあらためて考えてみれば。

 

実は私はそんなに風邪っぽい風邪をひかない。

 

のどがひりつくことが比較的多いので、

「これが発展して本格的な風邪になったらどうしよう」

という不安解消のために、

こういう本を手元に置いていることに

いまさらのように気がついた。

 

ちなみに、のどのひりつき対策としては、

極力のどを冷やさないことを心がけている。

冬場は部屋着もタートルネック、

タオルマフラーを首に巻いてすごすことも多い。

 

かすかなひりつきを感じたときには

のど飴かトローチをなめる。

 

それから、ダイエットの失敗の経験をふまえて、

栄養面も気をつけるようになった。

 

のどを冷やさないほうがいいことは

ずーっと前に耳鼻科の先生からアドバイスされたのだが、

最近でいえば、小児科・内科でお世話になっている先生に

何かの折に、のどが痛くなりやすいという相談をしたら、

口を開けているのではないか、という指摘があった。

 

自覚はないのだけれど、そうなのかもしれない。

で、少し前にネットで知った「あいうべ体操」なるものを

気がついたときにやるようにしている。

 

のどのみならず、とにかく寒がりなので、

身体全体を冷やさないようには心がけている。

冬場はホット用ペットボトルの簡易湯たんぽが手放せない。

この方法がとれるようになったのは温灸のおかげ。

 

それから、ちょっとイヤな感じがするときや

身体がかたまっているときには

「活元」もどきをやることもある。

 

もちろん私のは“もどき”であり、

野口さんのそれとはだいぶ違うものになっているとは思うが、

少しは身体をほぐしているので、

やって意味はないこともないだろうと思っている。

 

以前から、身体がかたまると

風邪につかまりやすいような気がしていた。

 

だから、『風邪の効用』に書いてあることは

なんとなくしっくりくる。

 

といっても整体についてはよくわからないし

古い本だということもあって、

『風邪の効用』の中身を参考にしているかというと

なんともいえない状態。

 

なんともいえない状態だけれど、

「風邪は経過するもの」という考え方は

納得できるものがあるし、

風邪のひきかけのときには心の支えになる。

 

一方、一生風邪をひかないほうの本も、

参考にしているかというと微妙なところ。

でも、部分的に「きっとそうなんだろうな」

と思うところはある。

 

こうやって本のことを書いていると、

スキャンせずに紙の本として残しているものの中には

中身の文章を残したいというより

本棚に置いて背表紙にメッセージを送ってもらうために

置いているものがあるらしい。

「ゆっくり」本しかり。

 

風邪については、

この2冊をどちらも本棚に置いておきたいらしい。