使っていない衣類の答えの出し方

以前、使わないけど捨てられない

ロングダウンコートを持っていた。

 

帰省中に入り用があって買った安物で

帰省中は使ったのだけれど、

もどってきてからはほとんど使っていなかった。

 

なぜ使わないかというと、長すぎるから。

なぜ捨てられないかというと、

安かったとはいえほとんど着ていなかったから。

 

ということならば……と思いたち、

自分でショート丈に変えてみることにした。

 

特に裁縫が上手というわけではないが、

苦手でもないので、

ざくざく切って、ざくざく縫った。

 

安物だからそういうことができたのだと思う。

 

外から見れば変なところもなく

十分に着られる状態になったので、

近所に買い物に行くときなどに使って、

それなりに役に立てて、その後、処分した。

 

で、思った。

 

使っていない衣類があったら、

使う努力をすればいいのだな、と。

 

それでも使えないのなら、

捨てればいいのだな、と。

 

なぜ使わないのか理由を考えてみて、

その理由をなくすことはできないかと考えてみる。

 

あるいは、その理由はそんなに不都合なことなのか、

とりあえず使って確かめてみる。

 

最近でいえば、日傘についての答えが出た。

 

3年前にAmazon経由で購入した晴雨兼用の日傘で、

柄はもちろん選んだし、レビューも参考にして買ったのだが、

実際に使ってみると、畳んだとき嵩張るし、重い。

 

そういうレビューはあったと記憶しているので

納得して買ったはずなんだけど、やっぱり重い。

 

なので、何度か使ったあとそれっきりになり、

しまい込んでいた。

捨てるかどうしようか心の片隅で迷いつつ。

 

それが今年の夏、復活したのだ。

 

晴れた日の昼間に出かける用事があり、

徒歩で20〜30分くらいかかる場所だったので

久しぶりにひっぱり出してきて使うことにした。

 

2つ持っていた夏の帽子はどちらも捨てたし

この炎天下に何もなしで歩く気はしなかったので。

 

そうやって久しぶりに使ってみたところ、

「ああ、やっぱりこの柄、好きだなぁ」

と感じる瞬間があり、残す気持ちが固まった。

 

考えてみれば、嵩張って重いのは傘を閉じて鞄に入れたときだ。

だから、電車に乗って出かけるような用事のときは使わなけれいい。

 

それに対して、比較的近所とはいえ

歩く時間がそれなりにある用事のときには、

日傘があるとやっぱり便利。

鞄の中に入れて歩く時間もほとんどないし。

 

ちなみに、その翌日も昼間に出かける用事があったので、使った。

 

1年に数回しか使わないとしても、

あっていいものはあっていいな、と思うことであった。

 

まあ、来年また別の答えが出るかもしれないけれど。

 

そんなふうに、

身に着けるものは使う努力をしてみると、

何らかの答えが出るように思う。

 

実際に使わなくても、

使おうとするだけでもいいかもしれない。

 

たとえば、身につけて外に出て、

日の光に当てたとたん答えが出たり、

着てみて鏡に映しただけで答えが出たり、

着てみようと思ってアイロンをかけたときに答えが出たり。

 

生地の傷み、型崩れ、自分の身体や好みの変化が

はっきりすることもあるだろうし、

新しい発見があるかもしれないし、

「なんかちがう」と感じる瞬間があるかもしれない。

 

身につけるものは自分の身体との関係性が深く

自分と外をつなぐ間にあるものだから、

身体の感覚と外の空気や光が答えを出してくれるように思う。