小さな訂正>ナチュラルクリーニングを通して考えた2つのこと

ナチュラルクリーニングを通して考えた2つのこと」において、

「アンモニア臭にお酢をスプレーしたときに、
 アンモニアがこの世から消滅するわけではないのだと思う。」

というようなことを書きましたが、これは、

「アンモニア臭にお酢をスプレーしたときに、
 アンモニアを構成していたものが
 この世から消滅するわけではないのだと思う。」

ということでした。(訂正済です)

アンモニアそのものは、
その場では消滅すると考えてよさそうな気がします。

 アンモニア+酢酸→酢酸アンモニウム
 NH3 + CH3COOH → CH3COONH4

かな?(自信ないので信用しないでください〜^^;)

要するに、NH3は消えても、NとHは消滅しないし、
それよりもまえにアンモニウムイオンNH4+は
お酢をかけただけでは消えないのではないか、
というようなことが言いたかったわけです〜

 2011.02.06 Sunday 10:12 ナチュラルクリーニングのこと permalink  
ナチュラルクリーニングを通して感じた2つのこと
私がナチュラルクリーニングに興味をもったのは、
場所別洗剤をやめたかったことと、
手指の荒れや爪の変形が気になり始めたからであり()、
とても利己的な動機だった。
エコロジーの意識はほとんどなかったと言っても過言ではない。

でも、私は環境問題にそれなりに興味をもっており、
エコロジーの視点をどうでもいいものだとは思っていない。

そんな私が、
ナチュラルクリーニングの化学ワールドを垣間見て感じたことが、
2つある。

まず、場所別洗剤をやめるということは、
自分で汚れに応じて使用アイテムを変えることになり、
「自分で考える領域が少し増える」ことになる、ということ。

もちろん、最初の1歩(どの汚れに何を使うか)は
専門家や経験者に教えてもらうわけだけど、
「油汚れだから重曹を使う」という行為には、
「台所だから台所用洗剤を使う」という行為よりも、
ほんのちょっとだけ積極性・主体性が加わっていると思うのだ。
わずかな違いであるかもしれないけれど。

逆にいえば、企業が出している洗剤に関しては、
企業と商品を信用して使っている。
だから、含まれている成分について、
調べようという気にならないし、
当然、企業秘密的なものも含まれていると思うので、
そこはどうしたってわからないだろうと思う。
たとえ表示された成分が一般的なものだとしても、
それを突っ込んで調べようという気にはなかなかならない。

それにひきかえ、
重曹やクエン酸は「商品」ではなく「物質」だから、
商品としての純度等の問題はあるとしても、
化学的な性質はみんなで共有できる。
だから、いろいろ調べることができるし、調べようと思うし、
そこで起こっていることを素人なりに検証することができる。
と思う。

「ナチュラルクリーニングをやる場合は
もっと化学的根拠を調べるべきだ」
と言いたいわけではまったくなくて、
大事なのは(面白いのは)、
上記のような僅かな積極性・主体性、
つまり、「ほんのちょっとだけ踏み込む感じ」が
ナチュラルクリーニングの魅力なんじゃないかな?
ということなのだ。

そこで知ったこと、考えたことが、
“本当”なのかどうか、それはわからないのだけれど、
少なくとも、信用という名の丸投げではない。

素人だって、もっと考えていいんじゃなかろうか。
だって、化学には素人でも、生活者としてはプロ(?)だもの。

あと1つ思うことは、
化学式で考えていると、どんな反応を起こしたとしても、
「物質は原子レベルでは消えないんだなぁ」
ということ感じて、面白いし、考えさせられるということ。

たとえば、油汚れに重曹をかけたときに、
油を構成していたものが完全に消えるわけではないし、
アンモニア臭にお酢をスプレーしたときに、
アンモニアを構成していたものが
この世から消滅するわけではないのだと思う。

油汚れやアンモニア臭を構成していたものが、
形をかえることによって、汚れが落ちやすくなり、
臭いが消える、ということなのだと思う。

これは、ナチュラルクリーニングのみならず、
金魚を飼う水において、金魚にとって何が毒なのか
化学ワールドで考えたときにも感じた。
(アンモニア→亜硝酸→硝酸塩)

そして、脂肪酸もクエン酸もCとHとOで構成されているが、
その構成のしかたが変わると、
事故米に含まれていたアフラトキシンのような
カビ毒になることの不思議。

物質として自然界に存在するものが、
人間の益になったり、害になったりするし、
人間の益になったり、害になったりするものを、
人間が作り出すこともできる。

つまり、分子レベルで物質をのぞいていると
「自然は安全・人為的なものは危険」
という構図は単純に成り立たないことがわかる。

また、たとえば「石油製品」という言葉には
人工的な雰囲気を感じるが、石油そのものは、
何もないところから人間が作ったわけではない()。

そういうふうに考えていくと、
もはや、自然物・人工物の区別さえよくわからなくなっていく。
何しろ人間も、生物としては、
“自然”に則って生きていると思うのだ。

そして、エコロジー活動が守りたい自然は、
自然そのものではなく、
人間を存続させ、役に立ち、心地よくさせる自然なのだと思う。

もしかするとエコロジーというものは、
とても利己的な考え方を基本にしているのではないだろうか。
その「己」の範囲が、
とても広いということなのではなかろうか。

そうでなかったら、
「究極のエコロジーは人類の滅亡」
という極論になってしまうと思う。

そんなふうに考えていくと、
利己的な動機でナチュラルクリーニングに興味をもったことも、
まったく無意味ではないのかな・・・と思えてくる。

とても広い範囲の「己」の前に、
まずは「ひとりの私」としての己が、
何をしたいのか、どうありたいのか。
それをゆっくり考えてみるのも、
わるくないような気がする。
 2011.02.03 Thursday 10:18 ナチュラルクリーニングのこと permalink  
ナチュラルクリーニングのこと(7)/せっけんカス vs. 酢

さて、重曹についてはとりあえずそんなところでよしとするとして、
今度は「お酢」のほう。

ナチュラルクリーニングの基本的な仕組み
「中和」なのだとしたら、 お酢は酸性物質なので、
アルカリ性の汚れに有効ということになる。

この、アルカリ性の汚れというものが、
最初よくわからなかった。
というか、今もわからない。

なお、岩尾明子『ナチュラルおそうじの基本』では、
「中性から酸性の汚れ」という項目はあっても、
「アルカリ性の汚れ」という項目はない。

あるのは、
「結晶化したもの/水あか・尿石」と
「アルカリ性のにおい/
 トイレのおしっこ臭・魚の生臭さ・タバコの副流煙」
の2通りの表記。

お酢は化学ワールドでどんな姿をしているかというと、
「酢酸」でいえば、CH3COOHとなり、
ここにもCOOH(カルボシキル基)があるらしい。

クエン酸もみてみると、化学式としてはC6H8O7で、
COOHが3つもあるそうな。

以前、クエン酸について調べたのは、
クエン酸がせっけんカスに何をしてくれるかを知りたかったから。

つまり、この段階で私は
せっけんカス=アルカリ性の汚れと認識していた。
どこかにそう書いてあったので。
ちなみに無印良品のクエン酸用ラベルにも、
対応できる汚れとして最初に「せっけんカス」と書いてある。

ところが、岩尾明子『ナチュラルお掃除の基本』では、
せっけんカスは「中性から酸性の汚れ」に分類されている。

岩尾明子さんは、「中性」の汚れとして
せっけんカスをこちらに分類したのかな?

で、そもそもせっけんというのは何性なのかと考えてみた場合、
(水に溶けると)弱アルカリ性になるのだと思う。
それには加水分解という性質が関わってくるらしい。
石けん学のすすめ
2.石けんの特性、加水分解と弱アルカリ性

脂肪酸のCとHのずらずらした鎖をRで表すことにすると、
せっけんはRCOONaと表され、これを水に溶かすと、
脂肪酸イオンRCOO−とNa+が遊離し、
脂肪酸イオンRCOO−に水H2OのH+がもっていかれて、
脂肪酸RCOOHになり、OH−が残る。

しかし、脂肪酸はH+を出せるわけだから、
OH−と反応して水H2Oになる。

だから、わずかなOH−を残した状態で
そのせっけん水は落ち着く。ゆえに弱アルカリ性。

そういうことなのかな?

一方、せっけんカス(金属せっけん)というのは、
せっけんの分子のNaがとれた部分に
水道水中のカルシウムや
マグネシウムが結びついたものだそうで、
「脂肪酸カルシウム」または「脂肪酸マグネシウム」
ということになるのだと思う。

そして、脂肪酸とカルシウムの結びつきは、
脂肪酸とナトリウムの結びつきよりも強く、
簡単にははなれないのではなかろうか?

つまり、(RCOO)2Ca---こんな表記でいいのかな?---は、
そんなに簡単に、RCOO− と Ca2+ に分離できなくて、
(RCOO)2CaにH+を加えたところで、
そのあとの展開はたいして期待できないのではないか・・・
というのが私の疑問なのだった。

というわけで、せっけんカスに対して、
アルカリ性だから酸(お酢)を使う、
ということの化学的メカニズムが
いまだによくわからない。

でも、せっけんシャンプーで、
十分にすすいだあとの微量のせっけんカスならば、
分解することができるのかもしれない。

たとえわからなくても、
効果が感じられたら、気にせずに使うと思う。
だって、重曹だって、このあいだ考えたことが
本当にそうなのかどうか、結局わからないのだし。

でも、せっけんカスや水あかやおしっこの臭いには
とりあえず困っていないので(気がついてないだけ!?)
なかなかクエン酸の出番というか実験のチャンスに
めぐまれないのだった。
といいながら、クエン酸がまだたくさんあるので、
とりあえずトイレ掃除はクエン酸水を使っている。
あとは、たとえば鏡を重曹水でふいたあとの
白い筋を消すときに使ったり。

それにしても、RCOONaだったら洗浄力のあるせっけんになり、
(RCOO)2Caだったらせっけんカスという“汚れ”になるのが、
面白いなぁ、と思う。


(つづく)

 2011.02.02 Wednesday 11:41 ナチュラルクリーニングのこと permalink  
ナチュラルクリーニングのこと(6)/油 vs.重曹

化合物ではないNaが塩(えん)となってしまっているのも、
そもそも酸性物質をHで代表させているところに
由来しているのかもしれない。

ここはひとつ、具体的に考えてみようじゃないか。

で、個人的に重曹がいちばん有効だと感じているのは
油汚れなので、
油と重曹が化学ワールドでどのようなバトルをしているのか、
否、「和」しているのか、がんばって考えてみることにした。

油といっても食用油から肉の脂からいろいろありあそうだが、
どうやら脂肪酸と関わりが深いらしい。

脂肪酸・・・?

それなら、せっけんについて調べていたときに出てきたぞ。

そういえば、
廃油から手作りせっけんを作るという話はよくきく。
廃油に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を反応させるんだっけ。

脂肪酸については、
TETRA’S MATH内のこのエントリの下のほうで、
例をたくさんあげておいたけれど、
パっと見でよくわかるように、
どれも C H COOH の形をしている。
●と▲には数字が入る。

つまり、脂肪酸というものは、
Cがずらずらずらっと並んだまわりを
Hがずらずらずらっと囲んでいる鎖状炭化水素基に、
COOH(カルボキシル基)がくっついた構造をしているらしい。

模式図としては
水のページさん>石けんの化学式
がわかりやすい。

これにナトリウムやカリウムを反応させれば、
せっけんができるらしい、
ということをあのときは勉強したのだった。

ん? 

ナトリウム? 

Na? 

あるよ〜、重曹の中に・・・

たとえば、リノール酸は C17 H31 COOH であり、
これに重曹NaHCO3を反応させると
どういうことになるんでしょうか?

カルボシキル基のCOOHのうちのHは
水素イオンH+として電離しやすいらしく、
これと例の式↓

 H(酸性物質)+NaHCO3(重曹)
 =H2O(水) CO2(二酸化炭素) Na(塩:えん)

をあわせて考えると、
リノール酸の残った部分 C17 H31 COO と
重曹の残った部分 Na が
原子数のつじつまをあわせつつうまく反応してくれると、
ひょっとしてひょっとしてら、
石けんができるんじゃなかろうか!?

おお。
カソウケンほぼ日出張所の研究レポート5に、
まさにそのことが書いてあるじゃないか。
(本家のリンクが切れているのが残念)

あとは、無添加生活やってみようさんの、
「なんちゃって重曹化学話」の中にも、
けっこう詳しく書いてある。

ってことはあれなのかな、油汚れに重曹をかけると、
中和をしてくれるうえに、せっけんになって
界面活性剤になってくれるということなのだろうか!?

・・・っていうか、もしかして中和は関係なくて、
つまりはその場で微量な即席せっけんを作っているから、
汚れが落ちるというわけなのか?
(汚れがぜんぶせっけんになっちゃったら、
そもそも汚れがなくなるけど、脂肪酸だけじゃないものね)

お風呂の湯船の皮脂しかり?

ああ、だから、効果を感じやすいのかなぁ〜

もしそうだとしたら、バトルどころか「和」どころか、
とってもクリエイト? プロダクト? インダストリー??
よくわからないけれど、
実はポジティブなことやってるのかもねぇ〜

(つづく)

 2011.02.01 Tuesday 15:04 ナチュラルクリーニングのこと permalink  
ナチュラルクリーニングのこと(5)/塩(えん)について
重曹で酸性の汚れが落ちる化学メカニズムが

 H(酸性物質)+NaHCO3(重曹)
=H2O(水) CO2(二酸化炭素) Na(塩:えん)

であるところまでは納得することにした。

さて、難しいのが、この「塩(えん)」。

わざわざ「えん」とルビをふってあることからわかるように、
これは「しお」のことではないらしい。

しかも紛らわしいのは、これを、
「塩と言ってもsaltじゃないのよ〜」と言えないところなのだ。
なにしろ、「えん」もsaltであるらしいので。

で、「えん」とは「しお」ではないが、
塩(しお)も塩(えん)なのだ。(−−;

さらにややこしいのは、
上記の例では結果的にNaが「えん」となっており、
何しろ食塩は主成分がNaClだから、
一瞬目くらましにあってしまいそうになる。

ついでにもっとめんどくさいことを言えば、
NaCl=塩化ナトリウムの「塩化」は、
考えてみれば塩素Clからきてるのよ〜〜

どうするよこれっっ(>_<)


  このあたりのことにとても興味がある方は、
  TETRA'S MATH のこちらをどうぞ。
  ■和名「塩酸」の由来
  ■「塩素」の歴史
  ■そもそも「塩」(しお)(エン)ってなんだ?
  ■「塩(エン)」の歴史ってすごいなぁ


で、結局のところ塩(えん)とは何かというと、
酸由来の陰イオンと塩基由来の陽イオンとが
イオン結合した化合物のことであるらしく、
それは中和反応だけに限らないそうだけれど、
とりあえずいまは「中和の結果生じる化合物」と
考えてもよさそう。

岩尾明子監修『ナチュラルおそうじの基本 (実用百科)
にそんなしちめんどくさいことは書かれていないし、
書くスペースも必要性もないと思うのだけれど、
こうやって調べてみると、
「塩(えん)」というのはまぎらわしいとしみじみ思うことであった。

でもこれってたぶん、中学校あたりで勉強してたんだろうな・・・
どうなのかな・・・

と思って調べてみたら、やっぱりやってるらしい。

ところで・・・
Naって化合物じゃないよね・・・?


(つづく)
 2011.01.30 Sunday 16:45 ナチュラルクリーニングのこと permalink  
ナチュラルクリーニングのこと(4)/重曹の化学

酸性はO+の濃度が高い、
アルカリ性はOH−の濃度が高い、
ということが、ざっくりわかった。

ということは、水に溶けて弱アルカリ性になる重曹は、
OH−を放出するような物質なのかな?

重曹の化学名は炭酸水素ナトリウムというものであるらしく、
組成式は NaHCO3なのだそうだ。
なるほど、上記リンク先(ウィキペディア)の画像をみると、
OHがはなれていきそうな雰囲気はある。
(OHがはなれていくというより、
 炭酸水素イオンHCO3−がはたらくということらしい)

で、そんな重曹は酸性物質に対してどういう働きをするのか、
ここらで参考文献をのぞいてみることにする。

岩尾明子監修『ナチュラルおそうじの基本 (実用百科)

上記の本のp102に、「汚れが落ちる化学メカニズム」として、
次のような式が示されている。

H(酸性物質)+NaHCO3(重曹)
=H2O(水) CO2(二酸化炭素) Na(塩:えん)

なお、最後の「塩:えん」は、
「塩」という漢字に「えん」というルビがふってある。
このルビが大変重要であるということが、
その後、ものすごくおおまわりな調べ物をしてわかった。

ちなみに、上記の本は、別に難しい本でもなんでもなくて、
とても具体的にナチュラルクリーニングのことを教えてくれて、
こういう化学メカニズムもちょっと入れておいてくれるのが、
ありがたい。

そんなふうに酸性の汚れに対して重曹を使うと、
二酸化炭素と水を発生させながら、
汚れを水溶性の塩(えん)に変化させ、
結果的に汚れが水で落ちるようになるということらしい。

はて?

当時は不思議に思わなかったが、
こうしてあらためて復習してみると、
新たな疑問がわく。

そもそも酸性、アルカリ性というのは水溶液の性質で、
すでに水に溶けているんじゃなかったっけ?

油汚れや焦げつきが困るのは、
それがお皿にまとわりついていたり、
お鍋にこびりついていたりするからなのよね。
どうして油は皿に付き、
焦げはお鍋に付くんだろう?
あんなにもしっかりと・・・・・・

とりあえず
「テフロン加工はなぜ焦げつかないか?」
「プラスチック容器がぬるぬるしがちなのはなぜ?」
のあたりを手がかりに軽く検索をかけてみたが、
うーん、これはこれで難しそうな話だ。

とにもかくにも、本当かどうかはわからないけれど、
重曹が上記のような形で酸性物質に働きかける、
ということは信じてみよう。

(つづく)

 

 2011.01.29 Saturday 16:34 ナチュラルクリーニングのこと permalink  
ナチュラルクリーニングのこと(3)/酸性とアルカリ性
「本当にそうなのか?」を確かめるには、
2つの道があると思う。

 いや、ほかにもいっぱい道はあるかもしれないが・・・

いちばん手っ取りばやいのは、
実際に試してみることだろう。
油汚れを重曹は落とせるのか?
アンモニア臭を酢は消せるのか?

あるいは、酸性やアルカリ性かを知りたかったら、
リトマス紙を買ってくればいいのかもしれない。

しかし私はもう1つの道で、
「本当にそうなのか?」を確かめたかった。
ナチュラルクリーニングの基本は中和というのは本当か、
ということを、化学式で確認したかった。

私は化学に詳しいわけでもなんでもなく、
「すいへーりーべーぼくのふね」くらいは覚えていても、
中学校で勉強したことも高校で勉強したことも、
というか何を勉強したのかさえ、さっぱり忘れている。

がしかし、最近は便利だ。
インターネットがある。
素人でも、その気になれば大抵のことは調べられる。
もちろん、そこに書いてあることが
本当かどうかはわからないし、
5人の人が同じことを書いていても、
やっぱりそれが本当かどうかはわからないけれど、
少なくとも筋道は追える。

というわけで、あれこれ寄り道しながら、
いろんなことを調べてみた。

そもそも、酸性ってなんなのだ?

アルカリ性って何?

で、調べてみたところ、
「水に溶けて電離し、水素イオン(H+)を生じる物質」
が酸であり、
「水に溶けて電離し、水酸化物イオン(OH−)を生じる物質」
がアルカリであるらしい。

と言われると、「ああ、なんかそういうの学校でやったねぇ」
と遠い遠い記憶が微かによみがえる。

ちなみに、H+とOH−の「+」と「−」は、
本来は小さくして右肩につけるものみたいだけど、
ブログではできないので、そのまま書くことにする。

だから、酸性・アルカリ性というのは、
水溶液の性質のことであり、
H+濃度のほうが大きければ酸性、
OH−濃度のほうが大きければアルカリ性、
H+濃度とOH−濃度が等しければ中性。

ざっくりいえばそういうことのようだった。
 2011.01.28 Friday 15:57 ナチュラルクリーニングのこと permalink  
ナチュラルクリーニングのこと(2)/仕組み
いわゆるナチュラルクリーニングといわれるものの
基本アイテムは、「せっけん」「重曹」「酢」だと思う。

で、「せっけん」はなじみがあるとしても、
なにゆえ重曹と酢が掃除の役に立つのだ?

まずはそれを知りたいと思った。

すごくおおまかにいえば、
重曹は水に溶かすと弱アルカリ性なので
酸性の物質を中和させ、
酢は酸性なので
アルカリ性のものを中和させる。

ということらしい。

そうか、ナチュラルお掃除って、
基本は中和なのね。

(ほかにも、重曹の研磨作用とか、
発泡・膨張作用などがあるようだけれど、
とりあえずしばらくは中和に注目することにする)

ちなみに界面活性剤の場合は、
水になじみやすい親水基と
水になじみにくい疎水基(新油基)のおかげで、
混じりあわない2つの物質の境界面に働きかけ、
その作用がなんだかんだいろいろやってくれて、
汚れが落ちるということであるらしい。

そうか、物理力行使で動じなかった汚れに対しては、
「和」して水に流すってことなのね・・・(^^;

となると。

重曹と酢の場合は、
相手(汚れ)によって、何を使うかが変わってくる、
ということになる。

じゃあ、酸性の汚れって何? 

アルカリ性の汚れって何?

で、この分類にはびみょーなズレがあるようなのだけれど、
とりあえず代表的と言ってもよさそうな例をあげると、

酸性の汚れ・・・油汚れ・こげつき・湯あか・生ごみ臭

アルカリ性の汚れ・・・水あか・尿のアンモニア臭・魚の生臭さ

というところであるらしい。

魚を含む生ゴミ臭はどうするんだ?
という素朴な疑問がなきにしもあらずだけれど、
とりあえずおいておくことにする。

さて、おおまかな組み合わせがわかったとして、
じゃあ、本当にそうなのか?ということを、
もう少しつっこんで考えることにしたのだった。

(つづく)
 2011.01.27 Thursday 18:43 ナチュラルクリーニングのこと permalink  
訂正>ナチュラルクリーニングのこと(1)
1つ前の記事「ナチュラルクリーニング(1)/きっかけ」で
界面合成洗剤で
 と書いてしまっていましたが、
「合成洗剤で」の間違いです(訂正済です)。

「界面活性剤の入った合成洗剤」と書きかけたのですが、
石けんも界面活性剤だと思うので、
この書き方はおかしいと思って削除したつもりが、
半端に残ってしまっていたようです。
失礼いたしました〜
 2011.01.22 Saturday 07:26 ナチュラルクリーニングのこと permalink  
ナチュラルクリーニングのこと(1)/きっかけ

とあることがきっかけとなり、
久しぶりにナチュラルクリーニングのことを考えている。

そのきっかけというのは、
「排水口に丸めたアルミホイルを入れておくと、
金属イオンが発生してヌメリ防止になるというのは本当か?」
ということへの興味だった。
(ある本で知った話)

でも、この疑問については、結論が出る前に、
結論を出さなくていいという結論が出たので、
(防止しなくていいから、もっとこまめに掃除しよう^^;)
そのままになっている。
いつか気がむいたらまた調べてみよう。

さて、ナチュラルクリーニングのこと。

私がナチュラルクリーニングに興味をもったのは、
2008年の秋頃だった。

動機は2つ。

場所別洗剤をやめたかったことと、
指先の荒れや爪の変形がひどくなってきて、
これは食器洗い洗剤による影響なのではないか?
と思い始めたことだった。

で、その後いろいろ試したり調べたりして、
結局、食器洗い洗剤はヤシの実洗剤に落ち着いた。
ヤシの実洗剤は、高生分解性を謳っているとはいえ
合成洗剤なので、ナチュラルクリーニングとはよべないが、
ナチュラルクリーニングをすることが目的ではなかったので、
洗浄力と私の手指との相性から、ここに落ち着いた。
あとは、アクリルたわしを使うことにより、
使う洗剤の量が減ったように思う。

また、洗濯用粉せっけんも私にとってはNGだった。

あとは、お風呂掃除が重曹水に落ち着き、
トイレ掃除がクエン酸水に落ち着き、
台所で補助的に重曹を使っている。

重曹はよくなくなる。

しかし、クエン酸はなかなかなくならない。

実際いまだに、クエン酸の意味がよくわからない。
また、重曹に比べて、使用感というか、
効果もよくわからないのだった。

(つづく)

 2011.01.21 Friday 21:34 ナチュラルクリーニングのこと permalink